「たとえ私がメシアについて語られている何ごとも聞かなかったとしても、世界の行程についてかくも驚くべき預言があり、しかもそれが成就したのを見ては、それは神のわざであると思うであろう。」
パスカル「パンセ」11章734より
「聖書」というと、神話やおとぎ話、お堅い道徳や単なる宗教本だと思っている方も多いでしょう。しかし、聖書は世界に大きな影響を与えてきました。二百年前のイギリスの大覚醒時代、百年前のアメリカなど、いわゆる「古き良き時代」はキリスト教の産物です。その要因は、その時代の人々が聖書を土台にして生きていたからです。
日本ではほとんど知られていないのですが、当時の人々が聖書を信じた理由のひとつに、「時のしるし」が書かれた聖書「預言」の歴史的確証がありました。それは有名なパスカルの「パンセ」にも書かれています。
聖書の「預言」とは、ノストラダムスのような「予言」とは全く違います。「預言」と「予言」は同じように見えて、全くの別物です。「予言」は、人間が未来を予想しますが、「預言」は、人が神の言葉を「預」かって、人々に神の計画や警告を語った言葉です。聖書預言を調べ、人類の歴史と照らし合わせてみると、聖書預言の成就の正確さに目を見張ることでしょう。
聖書にはそのような現実的な「時のしるし」が数多く書かれています。それは、過去においても見られ、確実に成就しました。しかし、聖書には過去だけでなく、未来に起こる終末時代の前兆としての「時のしるし」もはっきりと書かれています。
2000年前、イエス・キリストは、当時の人々にこう告げました。
イエスは彼らに答えて言われた。「あなたがたは、夕方には、『夕焼けだから晴れる。』と言うし、『朝焼けでどんよりしているから、きょうは荒れ模様だ。』と言う。そんなによく、空模様の見分け方を知っていながら、なぜ時のしるしを見分けることができないのですか。(マタイの福音書16章1〜3節)
当時の人々は、「時のしるし」の預言を知りながら、実際にそれを見分けることができずに滅んだのです。
では、「時のしるし」とは、一体どのようなものでしょうか。いくつかの「時のしるし」をカテゴリー別にまとめてみました。
まず過去の「時のしるし」が、みごとに実際に成就してきた歴史と、現在見られる時のしるしと、未来の終末時代の「時のしるし」を解説していきたいと思います。
時のしるし1 現代文明の正体 →現代文明のルーツとその真の姿について
時のしるし2 イスラエル復興の事実 →ユダヤ民族の預言とその歴史的成就について
時のしるし3 中東情勢と聖書預言 →現在の世界情勢と聖書預言について
時のしるし4 様々な前兆と未来のしるし →現在見られる様々な「時のしるし」と来たるべき大患難時代について
時のしるし5 キリストの十字架 →「キリスト」とは何か、キリストの十字架の意味とは、福音とは何かについて
時のしるし6 最後の審判 →名画のモチーフにもよくある「最後の審判」の意味とは
⬜︎こちらは信仰をお持ちの方向けです
人生の荒野→出エジプトからヨシュア記までの人生のひな形について
今を生きる希望 →キリストを信じる者たちが今の時代を生きる希望について
本当の信仰者とは →真の信仰者とは、どういう人かについて
2500年前の預言者ダニエルは、終末時代の「時のしるし」の預言を与えられた人でしたが、その預言の意味を全く理解できませんでした。その時、その預言を伝えた神の使いは彼にこう言いました。
「ダニエルよ。あなたは終わりの時まで、このことばを秘めておき、この書を封じておけ。多くの者は知識を増そうと探り回ろう。」 (ダニエル12章3〜4節)
現在、この「時のしるし」の封印が解かれ始めています。
聖書預言と福音の真理を学んでみませんか?
「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、大きな地震があり、方々に
飢饉や疫病が起こり、恐ろしい光景や天からの大きなしるしが現れます。」
(ルカの福音書21章11節)
「これらのことが起こり始めたら、身を起こし、頭を上げなさい。
あなたがたの贖いが近づいているからです。」
(ルカの福音書21章28節)
十字架福音キリスト教会
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2024年9月 終末の時のしるしシリーズの最終回を迎えました。
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